退職届の書き方
よく、テレビドラマでありますよね、辞表を胸に忍ばせて、トサカに来た勢いで上司の机にバーンと「辞表」を叩きつけて、「本日限りで辞めさせていただきます!」というパターン。
「ああ、あれができたらどんなにスッキリするだろうなぁ・・・」
と、お思いの方も多いでしょうが、アレはやってはダメですよ。
あとで退職手続きの時に気まずいですから。(笑)
退職届の書き方
上の例で「辞表」を机に叩きつけて、と書きましたが、通常「辞表」とは書きません。
「辞表」は役員が書くものです。(笑)
タイトルは退職届の書き方にしてありますが、正式には「退職願」となります。
送り仮名はつけません 。
「退職届」という書き方もありますが、「退職願」のほうがへりくだった形になりますので、このほうが無難でしょう。
では実際に書いてみましょう。
- 用意するもの
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- 黒の万年筆または黒の細字の水性サインペン
- 便箋(無地)
- 封筒(白無地。郵便用のでもいいですが、無地のほうがカッコイイですw)
- 印鑑、朱肉
さて、準備はOKですか?まだ決めかねてるあなたも、書いてみると辞めた後のことを具体的に考えるようになって決断しやすくなるかもしれませんよ。(笑)
それでは例にならってさっそく書いてみましょう!
はい、こんな感じになります。四つ折または三つ折にして封筒に入れればいいですね。手紙じゃないので2枚重ねはしなくてもいいかと思います。
封筒には、
表「退職願」
裏「所属部署 氏名」
だけ書けばOKです。
さぁ、しみじみと眺めてみましょう。
「これを出したら、もう会社に行かなくていいんだよな・・・。その後、どうやって生活しようか・・・・。」
ほ~ら、具体的に考えざるを得なくなるでしょう?(笑)
退職の段取り
最初に書いたとおり、いきなり辞表を叩きつけるわけにはいかないので、直属の上司とよく相談しましょう。
もしかしたら慰留されるかもしれませんが、 「考えさせてください」とか言わないことです 。
意思が固いことがわかればたいがいあきらめてもらえます。
あっさりと認めてもらえるようであれば、
「ああ・・俺が今までがんばってきたのはなんだったんだろう。。。」
と去来する思いを噛みしめながら、これからのことを考えてください。(笑)
提出するに当たって、当然ながら事前の段取りが必要です。社内規定を再度確認していただくのが確実ですが、 最低でも1ヶ月前 には退職願を出せるようにしておきましょう。
その他、
- やることリスト
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- 引継ぎ事項
- 社内清算
- 団体保険等の手続き
- 顧客への挨拶、後任の紹介
等々、やることはたくさんあります。当日の手続きや年金の切り替えなどは、退職当日の手続きの際に担当(たいがい総務ですよね)に聞けば答えてもらえます。